函館市西部地区を愛し、街おこしをする。 函館西部地区ロマン振興会

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ロマンス坂をご紹介

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路面電車の様子

ロマンス坂の概要

宝来町電停から谷地頭町終電までの全長約940m。
利用可能な公共交通は、市電の2系統とバスが走っています。
市電のルーツは1897年(明治30年)、東京以北初めての馬車鉄道として出発しました。その後、馬車鉄道は買収、電化を成し遂げました。

函館西部地区ロマン振興会のポスターに表記しております。2番の電車というのは2系統谷地頭終電停行きのことで、幅員は自動車用路と歩行者用路を合わせますと24mほどの幅広です。

ロマンス坂の地図イラスト

では当会の地図イラストを見ながら2番の電車でロマンス坂を通ってみましょう。
まず、宝来町電停から青柳町電停に向かいます。
のぼり勾配に差しかかると一つ目の右カーブ、続いて2つ目の右カーブを経由して直線の急勾配に続きます。
電車のモーター音が大きくなるのを感じます。
この直線はこちら流の言葉で「ゆるくない」(訳:きつい)といったところでしょうか。
やれやれといったところで、ロマンス坂最高所の青柳町電停に到着。
ここから谷地頭ビューが現れます。ロマンス坂は急こう配の直線に差し掛かります。前よりもゆるくない坂です。勢いが付きすぎて体に力が入る程の下り坂(勾配:5.2%、斜度:2°59′)です。
まるで転がり落ちる勢いに身をすくめてしまいそう、更に先の見えない左カーブに差し掛かります。
市電の運転手さんは危険を察してカーブ手前で一旦停止している姿を目にします。カーブを過ぎて徐々に穏やかな直線コースに入ります。谷地頭終電停が私たちの到着を歓迎するかの様です。ホッと胸をなでおろす瞬間です。
このような厳しさと優しさを兼ねそなえ、起伏に富んだ中を乗り越えて穏やかに終着する。そんな特徴がロマン溢れる人生行路を想像させることから、いつしか地元の人々から「ロマンス坂」と言われるようになりました。

青柳町電停と宝来町電停の様子1

青柳町電停と宝来町電停の様子2

ロマンス坂の様子写真3枚合わせ